2021年3月3日
歯科において「治療」を行う場合、虫歯を削るという行為をします。歯も生身の身体の一部ですので血管や神経が通っており、そのまま削ると強い痛みを伴います。 そこで削る「治療」の前には「麻酔」をします。しかしこの歯科用の「麻酔」も注射ですので、この注射が痛くないようにしなければなりません。 そこで私たちは「無痛治療をめざして」さまざまな工夫をしています。
注射針は市販されている中で最も細い35Gのものを使用しています。これだけでも刺す時の痛みはかなり軽減されます。
さらに麻酔する位置に表面麻酔剤を塗布し、最初に粘膜に触れる際に痛みを感じないようにしています。
さらにさらに、注射液の入ったカートリッジを体温と同じ温度に温めておくことによって温度差による痛みもなく無くなります。
また、麻酔液をゆっくり一定の速さで押し出す「電動麻酔機」を使用することによっても痛みを軽減することができます。
このように私たちは、患者さんの恐怖心をできるだけ取り除き、安心して歯科の「治療」を受けていただけるようさまざまな工夫をし、「無痛治療」を目指しています。