2024年7月13日
こんにちは。暑い日が続きますが、皆さまお元気ですか?
感染症にマスク着用が有効という、科学的にまったく根拠のない情報がまかり通るようになってはや4年。他人に迷惑をかけたくないという日本人のやさしさ、まじめさから未だにマスクを着用するひとのなんと多いことか・・・
「百害あって一利なし」 そんなマスクの弊害について様々な視点から紐解いてみたいと思います。
歯科医なのでまずはお口のことから・・
マスクをしている時、気付いたら「口呼吸していて喉がカラカラ」という経験したことありませんか?
カラカラの状態は「口腔内の唾液が少ない」ということ。
マスクをつけると顔の筋肉の運動量が減る、マスクをつけると息苦しくて暑いからストレスを感じる、息苦しいから口呼吸になりやすい、口呼吸になると口の中を乾燥させる・・・
などなど、いずれも唾液が減る要素ばかり。
唾液にはとても重要な役割があります。
① 口腔内を保護する
② 口腔内をきれいに保つ
③ むし歯を防ぐ
④ 食べ物の消化を助ける
⑤ ウイルスや細菌の侵入・繁殖を防ぐ
つまり唾液が減ると口の中の洗浄作用が減り、細菌が繁殖しやすくなるということ。これが口臭がきつくなる原因です。
唾液の分泌量を増やすためにまずはマスクをはずし、「咀嚼回数を増やす」「食事以外はガムを噛む」などすると唾液の分泌を促せますよ。
気付いたときがはじめ時。「あっ、いま口呼吸してた」って気付いたときは鼻呼吸をしてみましょう。気付くことが大切です。
慢性鼻炎やアレルギーなどで口呼吸になっているときは、まずは原因を取り除いてから鼻呼吸できる環境を作りましょう。
また、こまめな水分摂取も重要です。気付いて口を閉じても唾液は直ぐには溜まりません。唾液は「水分」です。体内の水分不足も唾液の量に関係するので、こまめに水分(水やノンカフェインの飲み物がオススメ)を摂るよう心掛けてください。
それでは、今日も元気にマスクを外して新鮮な空気を吸い込んでいきましょー。