2024年11月1日
私たちのオフィスの2番チェアと3番チェアの間の壁に飾ってある額を見たことありますか?
「きしゅぶっしん」とよみます。鬼のような残忍なことをする手を持ちながら、仏のような慈悲深い心も併せ持つことを表しています。
歯医者のやってることは歯を抜いたり、削ったり、歯ぐきのお肉を切ったり……もし、そんなことを生身の身体にしたら… 拷問ですよね。
同じことをするにしても麻酔をして痛みが無いようにして、患者さんの口の中の細菌に感染したところを取り除き、今後のお口の中の健康が回復するように願いながら行うと仏のように慈悲深い行為になるのです。
人の体にメスを入れる行為は、資格がない人がやると犯罪になります。だからこそ私たちは資格を取り、患者さんの健康に寄与できるよう日々研鑽しているからこそ許される医療行為となるのです。
患者さんのことを慈しむ心
その気持ちを忘れないように「鬼手佛心」と掲げてあるのです。ちなみにこの書は書道家の患者さんに書いていただいたものです。